前回の記事では、「売りたいもの」「お客様が求めているもの」「自分が得意なもの」この3つを組み合わせて商売を始めるというお話をしました。
自分のやるべきビジネスが見えてきました。でもいくつか候補があるのですが初心者でも稼ぎやすいビジネスってありますか?
自分のやるべきビジネスが見えてきたのは良いことですね。この回では初心者がやるべきビジネスと避けるべきビジネスを見ていきます。
これから商売を始める人が避けるべきビジネス
まず大切なのはどんなビジネスを避けるべきかを知ることです。
飲食店などの店舗型ビジネス、在庫を抱え形あるモノを売る有形ビジネスは多額の費用が掛かってしまいます。
とくに飲食店を開業するとなると、1,000万円以上が必要となり金融機関からの借入してスタートするのが一般的で、借入をすると商売がうまくいっていようが、不調であろうが毎月必ず返済を続けていかなければいけません。
スタートの時点で大きな借金という巨大な荷物を背負ったまま走ることになり、これは大きな精神的プレッシャーになります。
またこれらのビジネスは比較的参入し易い業界の為、昔から脱サラした人が始めるケースが多いのが特徴です。
意外と「ラーメンが好きだからラーメン屋を始めた」、「飲むのが好きだから居酒屋を始めた」、「儲かりそうだから始めた」など単純な動機で始められる人も結構多いものです。
しかし始めるのは簡単なのですが、借入返済も含めて毎月の固定支出が多く継続していくのが難しい業界でもあります。
ですので長い間飲食業界で勤務していて覚悟や熱い情熱を持っている人以外は、初心者は避けた方が良いビジネスです。
もし本当にやりたければ他の業界で利益を出せるようになって、余裕が出来てから始めるのが賢明です。
これから商売を始める人におすすめのビジネス
①初期投資がいらない・または小資本ではじめられる
②在庫をもたない
③利益率が高い
④定期的な収入が見込める
以前より推奨されている儲かるビジネスの4原則に沿ったビジネスを始めるのがベストです。
上記の4つの条件を兼ね揃えていて尚且つ、時代の流れにマッチングしている業態は以下の3つになります。
①コーチングビジネス
②自分の過去の経験を活かしたコンテンツビジネス(スクール形式)
③SNSを活用したインフルエンサービジネス
コーチングビジネス
店舗やモノなどの在庫を持たない代表的なビジネスのひとつがコーチングビジネスです。コーチングの基礎を学べばすぐに行動力次第で今すぐ始めることができます。
一般的にはコーチングビジネスを始めるのには、コーチングスクール等に通う人が多くスクール代で支出が発生しますので初期投資(自己投資)は掛かりますが、自分の身一つで始められるビジネスですので店舗家賃や材料費、人件費などの毎月の大きな支出が無いことがメリットです。
コーチングビジネスを始めるのに資格はとくに必要ありませんが、コーチとして稼げるようになれば初期に掛かった自己投資代はすぐにペイできますのでしっかりと基礎を学んでから始めた方が後々役にたってきます。
自分の過去の経験を活かしたコンテンツビジネス(スクール形式)
あなたが今まで経験されたことや得意なことをコンテンツビジネスとして始めることができます。
さらにスクール形式にすることが可能ならばさらに稼ぐことが可能です。
例えばコーチングビジネスをずっとやっていた人がコーチ育成の為のコーチングスクールを始める。会社でマーケティングの仕事にずっと携わってきた人が、マーケッター養成講座を始めるなどのケースです。
現在はオンラインでの授業形式も一般化させてきたので、コストも非常に低く抑えることができます。
自分の経験と知識が商品となりますのでパソコン1台あれば始められるビジネスです。
別に華々しい実績や経験が無くても大丈夫ですので需要さえあればビジネスにすることが可能です。
前回の記事を参考にして、自分の商品となる商品(サービス)を掘り起こしてみてください。
SNSを活用したインフルエンサービジネス
SNSを活用したインフルエンサー等のビジネスは初期費用が必要ありません。
日本の産業は製造業、美容室や飲食業などのサービス業が中心で、IT系はまだまだ少ないのが現状です。
あなたの周りにも飲食経営者や美容室経営者は沢山いると思いますがIT長者は中々いないと思います。
だからまだまだ可能性があり、今から始めれば有利になるビジネスです。
とくにSNSに関しては女性はシェアするのが得意でInstagramで成功している人は、圧倒的に女性が多いのが特徴です。
SNSで伸び悩んでいる方は女性で成功している方から学ぶのがおすすめです。
とにかくSNSは基本無料ですのでやらない手はありません。
無形ビジネスの注意点
上記で紹介しましたビジネスはすべて店舗も在庫もいらない「無形ビジネス」に分類されます。
ここまでの話しを聞いただけではメリットだらけの美味しいビジネスに聞こえるかもしれません。
しかし無形ビジネスには、大きなデメリットがあります。
それは結果が出るまでに時間が掛かるということです。
ラーメン屋がオープンしたら最初のお客様が来店して初売上がたつのは早いはずです。
しかし無形ビジネスは最初の売上をあげるまでが本当に大変です。
無料で簡単に参入できるビジネスなので近年これらのビジネスを始める人も多くなりましたが、初売上をあげる前に挫折して途中で諦めてしまう人が多いのも事実です。
要因の一つは無形ゆえに、お客様目線であなたのサービスが一体何なのかがわかりづらいということがあげられます。
ですのでコーチングやコンテンツビジネスを始める人は、自分のサービスをお客様から見てわかりやすくそしてメリットを感じていただけるものに考えていく必要があります。
まとめ
どんなビジネスにも必ずメリットとデメリットがあります。世の中に楽をして稼げるビジネスなどありません。(あるのかもしれませんが私は知りません)
楽をして稼げると謳っているものは、総じて怪しいものが多いですしそのようなマインドでいると過去の私のように詐欺にあって結果的に大損失を被ってしまいます。
無形ビジネスに関しては有形ビジネスのように多額の資金を必要としない分、少々苦労することは当然の事ととらえて取り組めるようになれば確実に成功に近づいていきます。
簡単に諦めずに中長期目線で取り組んでいきましょう。
あなたの成功と幸せを願って
おふさいど